私達について

本展は 1989年 瀬戸大橋開通記念書道展として、建設省、運輸省、香川県、岡山県の後援のもとに開催したことに始まります。第一回展には二府二十二県から3000点に及ぶ出品がありました。その広がりは全国に及び、第二回展から香川に、第五回展から大阪、東京に会場を拡大して今日に至っています。 17年の経過にともない、展覧会の思想も序々にその方向が定まりつつありますが、本展の最も主要な目的は「書檀のベンチャーともいえる新たな表現を試みる新進の作家に幾多の『場』を提供し、経済的、精神的に支援」し、書檀に送り出す事です。近年そうした成果を見ることができるようになりました。2000年から東京都美術館において、2007年から国立新美術館における開催となりました。

大いなる自信を持って、数多くの『新たなる表現者』を発見し育て、そして書檀デビューに心血を注いでいこうとしています。優れた作品には 内閣総理大臣賞 を始め、大臣賞が授与されます。審査は公開で行われ、審査員の投票による得票順によって入賞候補が決まります。会員に対する審査は選抜した選考委員によって行い、公募に対しては出席全員審査員(1社1人)によって行われます。『会員』は招待会員、委嘱会員、審査会員、鑑査会員、会員の五階級に区分し成績による得点により昇格します。『会員』の出品点数は無制限で、実験的作品をいくらでも出品できます。

独り善がりでよいのです。 例え客観性がなくても、そのような作品から明日の『書』が誕生すると確信しているのです。しかしながら本展は伝統的作品を否定はしていません。伝統的作品には伝統ならではの深さがあるからです。伝統と革新を織り交ぜ、互いに理解しあって現代に生きた『書』の表現に命を懸けているのです。本展はそんな公募展として書壇に貢献できればと念じています。